Webページを作成するときに考えること(シミュレーション編5)

このシミュレーションもいよいよ最終回です。
今回は考え方のステップの5番目「アピールポイントが商圏内で強みになっているか判定する」です。

アピールポイントが商圏内で強みになっているか判定する

ここで一旦これまでのシミュレーションの結果をおさらいしてみましょう。
各ステップの詳細はリンク先のエントリをご覧ください。

1.業界の状況を把握する
> 根強いニーズがあり、将来の展望もありそう

2.自社のアピールポイント(強み)を見極める
> 自分は昔劇団に所属し子役で何度かドラマにも出たことがあるイケメンのお習字の先生

3.対象商圏(範囲)を決める
> 「所沢」と設定

4.対象商圏内の競合(特にホームページ)を調べる
> 十分勝算がある

4のステップまで来ている段階でホームページの制作に進んでも良さそうなものですが、念の為に最後にあらためて2で設定したアピールポイントが3で設定した商圏内でも強みになっているかどうかを判定します。
というのも、エリアによっては「強み」と思っていた事が逆に「弱み」になったり、相応しくないことがあるからです。
例えば、日吉で塾を開くのに『早稲田大学教育学部卒』をウリにしても生徒は集まらないでしょう。

こういった時には、基本的にはマーケティングの対象商圏を見直すべきです。

なぜならば、アピールポイントこそがあなたの武器だからです。あなたの書道教室を他から際立たせることのできる要素です。

「所沢 書道」で検索した結果にあなたのページが1位の表示されたとして、それだけでは生徒は獲得できません。
検索結果の1位を狙うのは、ホームページの中を見てもらえる確率を上げたいからです。
1位になることがゴールではありません。
自社のWebページを見てもらえて、魅力=アピールポイントが正しく伝わって、初めて生徒=顧客が獲得できるのだと心得てください。
ホームページを作れば客が集まるのではありません(ここを勘違いして人が非常に多いです)。
そもそもあなたのビジネスに魅力があることが大前提ですので、それを忘れないで下さい。

もし、商圏と照らし合わせた結果どうしても強みになると思えずに、商圏を変更することもできなそうであれば、アピールポイントを考え直した方が良いですが、そうでなければ自分の「強み」を活かせる商圏の方を改めて設定する方向で考えてください。

であるならば、先に商圏を決めてからアピールポイントを考えるべきでは?と疑問を持たれるかもしれませんが、そうすると気がつかないうちに商圏に合わせたアピールポイントを置きにいってしまう危険性があります。
無意識に、地域の雰囲気に合いそうなポイントを考えてしまうことがあり、それでは競合との差別化要素が薄くなってしまい際立たせる事ができません。
何より、自由な発想を妨げます。

かならず、アピールポイント=強みを先に考えましょう。

シミュレーションに戻ります。

「ドラマにも出ていたイケメン」が講師を務めるというアピールポイントは、所沢で習字教室を開く場合に強みとなるかどうか。
ちなみに「所沢 書道 イケメン」で検索したところ、他にイケメン講師を売りにした競合は出てきません。
とうことはイケメン講師を話題にし検索行動まで誘導できれば、その検索ユーザーは確実に潜在顧客とできるでしょう。
この場合、ネット以外で「話題にする」ためのPR活動が必要ですが、それはまた別の機会に解説します。

問題は、「所沢 書道 イケメン」とピンポイントで検索する以外の人、具体的には「所沢 書道」だけで検索した人が自分のページを見る時に「イケメン」の要素で食いつくかどうか。

もう一つ「イケメン」でページの検索順位が上がるかという問題がありますが、ステップ4の考察でWebページ自体きちんと制作・運営するだけでも勝算があると判断できています。
本来SEOはアピールポイントだけに頼るのではなく、検索ユーザーの利益になる情報が正しく見やすい形でどれだけ多くウェブページになっているか、が問われるものです。
基本要素をすべてきちんと揃えた上での、さらにプラスのアピールポイントですので、自信を持ちましょう。
後はそのアピールポイントが、ページを見てくれた人に刺さるかが問題です。

所沢はベッドタウンであり、新しいマンションには若い夫婦から、古い住宅街にはご高齢者まで幅広い年齢層が居住されています。会社や官庁も多く、働く女性も多くいらっしゃいます。
ステップ3で考察したように、そもそも埼玉は書道大好きな県です。
書道を習おうと教室を探している時にイケメンの先生が教えると分かれば、それがフックになる可能性は充分あるでしょう。
そこだけが決め手とはならなくても、このページのことをもっと見てみようと言う動機付けにはなるでしょう。
少なくとも他にそんな教室(ホームページも)はないですから、面白がってはいただけるでしょう。
もちろん拒絶する方も出てくるでしょうが、プラスとマイナスを両面考慮した上で、プラスが勝っていると判断したらやるべきです。

で、このシミュレーションでの結論は
所沢でイケメンの書道教室は強みになっていると判断します!

以上で、このシミュレーションは終了します。
お疲れさまでした。

これで、制作に入る前に考えるべき事をきちんと考え、方向性が整理できました。

この後、この方向性を踏まえ実際のホームページ制作に進みます。

なお弊社ではこれらの調査や考察も含めてホームページ制作の依頼を承っております。
制作なしのコンサルティングだけでも可能ですので、ご相談やお見積もり依頼は問合せページからお気軽にご連絡ください。

ところで、ページができてもそれで終わりではなく、日々運営しながら強みがきちんと伝わっているかを検証しながら、常に改善していくことが重要かつ必要です。

運営や効果測定、改善の方法等についても、今後解説していく予定です。
お楽しみに